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2023/08/30コラム

インナーブランディングができるオフィス作り

インナーブランディングは、企業に社員を定着しやすくするだけでなく、企業の理念を共有する社員を増やし、貢献してくれる従業員を増やすために有効な施策です。

今回は、インナーブランディングとは何か、そして具体的な施策にはどういったものがあるのか、についてご紹介しながら、オフィスレイアウトの可能性について探っていきたいと思います。

 

INDEX


1.インナーブランディングとは?

2.インナーブランディングのメリット

3.インナーブランディングの目的

4.インナーブランディングの具体例

5.まとめ

 

1.インナーブランディングとは?


インナーブランディングとは、会社で働く従業員に対して行われる施策です。

企業理念や目指すべきビジョン、運営にあたっての価値観を従業員と共有して、愛社精神や会社への親しみをもってもらうために行います。

ここで言う愛社精神は、自己を犠牲にしても会社に尽くすという滅私奉公を奨励するものではありません。

むしろ、従業員一人ひとりが心地よく、充実して働ける会社のあり方を整えることで、働くモチベーションを高めてもらおうというのが、「愛社精神を育む」というプロセスの、基本的な考え方です。

令和になって、前の時代とは言葉の捉え方が異なってきているかもしれませんね。

ブランディングといえば、社外の顧客や取引先に向けて発信する行動がまず思い浮かぶかもしれませんが、社外へ向けたブランディングは、「エクスターナルブランディング」といいます。

ブランディングというワードは、特定のターゲットに企業のイメージや価値を認めてもらえるような行動、施策を意味するので、ブランディングの前に別のワードがつくと、外向きのブランディングか、内向きのブランディングかが変わってくるというわけです。

「インナーブランディング」は、ブランディングにまつわる発信を社内という内側に向けて行っていくのが特徴です。

 

2.インナーブランディングのメリット


インナーブランディングには、離職率改善、従業員同士の連携強化、企業への好感度UPという3つのメリットがあります。

そしてこれらのメリットが、企業の成長を促す要素になっていくはずです。

 

・離職率の改善

従業員が企業に愛着を持って働けるようになると、「ここで働けてよかった」、「ずっとここで働きたい」という気持ちを抱きやすくなります。

すなわち、離職率を下げて、有能な人材が長く働いてくれる企業になりやすい環境を構築することができます。

 

・従業員の連携強化

インナーブランディングによって、普段は接点のない社員同士が交流したり協力したりすることで、会社全体が大きくひとつにまとまりやすくなります。

社員同士が互いに顔の見えやすい状況を作ることで、協力して仕事をする体制を作りやすくなり、業務効率の改善が見込めます。

 

・エンゲージメントUP

エンゲージメントは、本来、誓約や契約といった意味があります。

エンゲージリング、婚約という人と人との結びつき(契約)を象徴するものとして用いられています。

ビジネスや人事業界においては、エンゲージメントを愛社精神、企業に対する愛着と訳します。

従業員がもつ、企業に対する好感度と言い換えてもよいかもしれません。

このエンゲージメントを高めることで、「働いて会社に貢献したい」、「働く会社をもっとよくしたい、成長させたい」という思いを従業員にもたせ、企業の業績UPにつなげることができます。

 

3.インナーブランディングの目的


インナーブランディングの目的は、上記のメリットを達成することです。

従業員にとって働きやすい取り組みを実施して、企業に愛着や親しみをもってもらうことが第一歩となります。

そして、中長期的には彼らがよりよく働くことで、企業そのものが成長していけるというのが目標となります。

インナーブランディングは、短期的な目的に従業員の愛社精神を育成するという目的があり、中長期的に企業成長があります。

こうした二つの目指すべきゴールがあるのも、インナーブランディングの特徴と言えるかもしれません。

 

4.インナーブランディングの具体例


インナーブランディングの具体的なやり方には、次のようなものがあります。

実施する際は、全社員に無理強いするとかえって分断を招くこともあるので、強制せずに実行できるものが望ましいといえます。

 

・社内イベントや交流会

社内で従業員やその家族が楽しめるようなイベントを開催することは、社員同士が一つにまとまって親しくなるために有効です。

研修旅行や合宿、ワークショップなどを実施して一つのプロジェクトを協力して完成させる、チームとして何かを達成するなどの体験ができるイベントが理想です。

異なる部署同士で交流を深め、協力体制を作る一歩にしたいという場合は、家族も参加しやすいBBQやスポーツ観戦、子ども向けの社内見学などを実施するのも良いでしょう。

これまで従業員同士が交流する機会がなかった、どのように親睦を深めれば良いか分からない、という場合は定期的に小さなイベントを開催して、社員一人ひとりの顔が見えるような機会を多く設けるのが良いでしょう。

 

・社内SNS、ブログ

社内だけで運用するSNSやブログ、チャットサービスなどを立ち上げて、従業員同士が気軽にコンタクトをとれる環境を作るのもおすすめです。

ちょっとした頼み事をした際に送れるサンクスカードをSNS(チャットツール)に実装したら、社員同士のコミュニケーションが活発化した、頑張っている人にポイントを入れて一定数貯められた人を顕彰する制度を作ったなど、実際に社内SNSを活用して社員のエンゲージメントを高めた企業は少なくありません。

従業員数や社風にもよりますが、クローズドなツールだからこそメンバー同士で親しみがわく、ということはあるかもしれませんね。

社内のちょっとしたエピソードを共有するブログも、効果的です。

 

・レイアウトを変更して心機一転

オフィスのレイアウトを、従業員同士がコミュニケーションをとりやすいデザインに変えることも、インナーブランディングの一環として有効な手段です。

インテリアを変えて人が動きやすい動線を確保することで、働きやすい環境が整い、離れた部署同士で意見交換がしやすく、オフィス全体が朗らかで賑やかな雰囲気になります。

反対に、休憩スペースやトイレまでの動線が確保されていない、通路に社員同士が行き交うのに充分な幅がないというオフィスは、どことなく忙しない雰囲気が漂い、ギスギスした感情がぶつかりやすくなってしまいます。

社員の働きやすさ、「ここで働いていて良かった」という思いを育てるために、動きやすいレイアウトを検討してみてはいかがでしょうか?

 

5.まとめ:オフィスデザインとインナーブランディング


オフィスデザインとインナーブランディングは、密接な関係にあります。

インナーブランディングの目的を達成するためには、長い時間を過ごすオフィスが、従業員にとって居心地の良い空間であることが前提条件の一つになります。

企業が従業員に対して快適さを提供することが、インナーブランディングの第一歩になるからです。

働きやすさは業務効率向上につながり、業務効率が上がると企業としての業績も上がっていくことが期待されます。

インナーブランディングは、従業員の愛社精神を育むとともに、中長期的に企業の成長を促すものであるべきです。

そして、その第一歩はオフィスのレイアウト変更から始まるのかもしれません。

 

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