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2023/08/31コラム

オフィスランドスケープの役割とその効果

オフィスランドスケープは、ヨーロッパ発祥のレイアウトスタイルですが、日本でも導入する企業が増えています。

今回は、柔軟性が高く、コストを抑えながら従業員の働きやすさを実現できるオフィスランドスケープについて、具体例を挙げながら解説していきたいと思います。

 

INDEX


1.オフィスランドスケープとは?

2.オフィス照明が与える影響

3.オフィスランドスケープの効果

4.オフィスランドスケープの具体例

5.まとめ

 

1.オフィスランドスケープとは?


オフィスランドスケープとは、開放感と適度なプライバシーが確保できる、オフィスレイアウトのことです。

ドイツのコンサルティング会社が発案したオフィスレイアウトで、ランドスケープ(敷地計画)と考え方が似ていることから命名されました。

社員が互いに何をしているかが分かるようなローパーテーションや、完全な目隠しにならないサイズの観葉植物などをランダムに配置して、間仕切りを使わずにオフィス空間を構築していくのが、具体的な構築方法です。

オフィスランドスケープは、米国とスウェーデンで特に積極的に取り入れられていて、近年は日本のオフィスでもその考え方が注目され始めています。

グループ会社を多く抱える大企業から、日々変革しながら成長していくベンチャー企業まで、それぞれの会社に合ったレイアウトを試せるのが、オフィスランドスケープの利点です。

 

2.オフィスランドスケープの目的と役割


オフィスランドスケープには、コスト削減、働きやすさ実現など、さまざまな目的と役割があります。

 

・コリドーオフィスよりもコスト削減になる

オフィスランドスケープが一般化する前の欧米のオフィスは、廊下をはさんで小部屋を設け、そこで各人が仕事をするという「コリドーオフィス」のレイアウトが主流でした。

閉鎖的な小部屋は、集中して仕事に取り組める一方、社員同士の活発なコミュニケーションが阻害され、オフィスレイアウトにかかるコストも割高になる傾向にありました。

オフィスランドスケープは、コリドーオフィスと比べると背の高い仕切りの導入や、部屋増設の必要がなく、大幅なコスト削減が期待できます。

 

・働きやすい環境を整える

オフィスランドスケープは、背の低い仕切りや家具、または観葉植物といったオブジェクトを使って、適度にプライバシーを保つことができます。

同じ広い空間でも、学校の教室のようにデスクを並べて管理者が従業員を監視する間取りである「ブルペンオフィス」と比べると、かなりリラックスして仕事に従事できるでしょう。

また、部屋で仕切られていないことで、社員同士が協力し合ったり意見を交換しあったりする環境を整えやすく、働きやすさを助けるレイアウトと考えられています。

 

3.オフィスランドスケープの効果


「目的と役割」と重なる部分もありますが、オフィスランドスケープを考えることで期待される効果には、次のようなものがあります。

 

・コスト削減につながる

オフィスランドスケープは、高コストな大きい仕切りや家具を導入せずにレイアウトができるので、仕切りや部屋の改築を必要とする「コリドーオフィス」よりもコストを低く抑えることができます。

 

・レイアウト変更が簡単

部屋を固定せず、重い家具を仕切り代わりに使わないことで、いつでも社内のレイアウトを変更できます。

プロジェクトによって使いやすいように空間を変えていく、社員数によって使いやすい状態を保てるよう微調整していくレイアウト方法も可能なのが、オフィスランドスケープのメリットです。

 

・組織変更が容易

オフィスランドスケープは、それ自体が柔軟性、可変性をもっているため、組織変更やチーム替えなどが容易に行えるという特徴があります。

ベンチャーやこれから成長していこうという少人数企業にとっては、変化していく度に最適なかたちにレイアウトを変えられるので、利便性が高いといえるでしょう。

 

・会社のコミュニケーションを活発化できる

オフィスランドスケープは、部屋で区切られた空間ではないので、そのほかのレイアウト方法と比べると、社内のコミュニケーションが活発になると予想されます。

特に、部署や部門を超えた社員同士での化学反応に期待したい会社にとって、有益なレイアウト方法といえます。

 

4.オフィスランドスケープの具体例


実際に導入されているオフィスランドスケープの事例について、いくつかご紹介します。

オフィスランドスケープでどの程度開放的な空間にするかは、業種や会社の規模によっても変わってくるので、従業員にヒアリングしながらレイアウトを決めるのもおすすめです。

 

・グループ会社を集めてフリーアドレスに

複数のグループ会社を1つのビルに集めて、完全フリーアドレスにするという大胆なレイアウトも、実際に日本の企業で行われています。

360度見渡せる広い空間で、会社の垣根さえ越えて仕事をするスタイルは、かなり先進的かつ大胆といえるのではないでしょうか。

 

・カフェの様にテーブルを複数置いた平面のレイアウト

フロア丸ごとの広い空間に、大きなデスクをカフェの様に設置して、椅子、ソファなどを並べ、好きな場所で仕事ができるように整えたレイアウトは、試しやすいオフィスランドスケープです。

ソファやカーペットの色にこだわったり、目隠し用の観葉植物を配置したりすれば、さまざまな可能性が生み出されるスタイルです。

 

・執務スペースの仕切りを取り去り、開放的な空間にする

レイアウトを大胆に変更しなくても、執務スペースの仕切りを取り去るだけで、一気に見通しが広く、開放的なオフィスになります。

仕事内容によってフリーアドレス制の導入が難しい企業でも、仕事のしやすさを担保しながら、先進的な開放感を演出できるでしょう。

 

・多様なワークスタイルをオープンスペースに共存させる

集中して業務に取り組みたい人、会議未満の話し合いをしながら進めるべき仕事をもっている人などが混在する場合、広いスペースを背の低い仕切りや、色、家具で分けて、オープンスペースの開放感と、「独立した空間」の両立を目指すレイアウトもおすすめです。

デスクもあえて多様なデザインを導入して、それぞれが仕事をしやすい場所を選ぶというのも遊び心があって良いですね。

 

・グリーンを活かしたクリエイティブな空間づくりも可能

観葉植物を多用して、個性的なオフィスを作ることも可能です。

オフィスランドスケープは、360度見渡せる広々とした空間を全体的に構築できるので、ジャングルのようなオフィスを作ることも可能です。クリエイティビティを発揮すべき会社や、社外からの訪問者が多い会社で実現すれば、ブランディングにもつながっていくはずです。

 

5.まとめ:働きやすさと業務改善をかなえるオフィスランドスケープ


オフィスランドスケープは、フロアやビルなどの大きな空間を1つの単位として捉えることで、多種多様な選択肢を描けるのが最大の魅力です。

コストを低く抑えることもでき、レイアウト変更も比較的簡単なので、試行錯誤しながら働きやすい環境を少しずつ整えていくというやり方も可能です。

従業員の働きやすさと、業務効率の改善、ブランディングなど、いくつもの目標を達成できるポテンシャルを秘めたオフィスランドスケープ、ぜひご検討ください。

 

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最後までご覧いただきありがとうございます。

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