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2024/02/05コラム

SDGsに取り組んだオフィスとは

SDGsは世界共通の目標であり、グローバル化が進む昨今、見逃せない考え方になっています。

SDGsには多くのゴールがあるので、いまいちピンとこないという場合もあるかもしれませんが、オフィスのレイアウト一つ、備品一つとっても貢献できるトピックはたくさんあります。

今回はSDGsのテーマをおさえたオフィスのあり方について、具体的な例を入れながらご紹介します。

 

INDEX


1.SDGsにおける環境への取り組み

2.環境負荷が低いオフィスの設備やレイアウト

3.環境負荷を低くするオフィスの対策

4.まとめ

 

1.SDGsにおける環境への取り組み


SDGsは、国連サミットで2015年に採択された世界的な共通目標です。

SDGsは「Sustainable Development Goals」の頭文字をとったもので、日本語では持続可能な開発目標と訳します。

17のゴールと169のターゲット(細分化された目標)で構成されているSDGsですが、環境への取り組みに関連するのは次のようなものです。

 

・目標13:気候変動に具体的な対策を

全ての国が、気候に関連した災害に対応できる強靭性(レジリエンス)をもち、影響が少しでも軽くなるように行動しようというのが、SDGsの13番目のゴールです。

日本でも、年々異常気象の割合が増える、災害が甚大化するという現象が起こり、多くの人の生活や仕事に影響するようになっています。

世界レベルで起こる気候変動と、それが及ぼすさまざまな影響を企業が社会的責任をもって軽減させていくことが求められています。

 

・目標14:海の豊かさを守ろう

2025年までに、海洋ゴミを減らして、陸上活動による汚染を軽減しようというのがこの目標の内容です。

海の生態系が壊れると、地球全体の生態系に影響が及びます。

漁業や海洋資源に関連する企業の権利を担保しつつも、限りある豊かな自然を守る義務が、世界全体に課せられています。

 

・目標15:陸の豊かさも守ろう

陸の豊かさは、具体的に森林の持続可能な管理や砂漠化への対処を指します。

また、「海の豊かさを守ろう」と同様に、陸の生態系を可能な限り守ること、悪質な土地の利用をやめて土地の質を改善することなどが目標の中に含まれています。

 

2.環境負荷が低いオフィスの設備やレイアウト


SDGsは、世界で取り組む目標なので一企業の力では対処しきれないと考える方も多いかもしれません。

しかし、小さなことに大勢が取り組むことで社会や世界を良くしようというのがSDGsの考え方でもあります。

さらに、環境負荷が低いオフィスへの転換をはかることで、「SDGsに積極的な姿勢をとる先進的企業」というプロデュースもできます。

オフィスの移転時期を迎えている、オフィスレイアウトを変更しようか迷っているという場合は、良い機会ととらえて環境に配慮したスタイルを検討するのもおすすめです。

環境負荷をおさえたオフィススタイルの代表例には、次のようなものがあります。

 

・SDGsに配慮したビルにテナントとして入居する

移転をする場合、通常のビルではなくSDGsに理解があり、実際に対策を行っているビルを選ぶのも良い方法です。

SDGsに配慮したビルは、ビルの構造やレイアウト自体が省エネ設計になっていることも多く、ランニングコストをおさえたい企業にも向いています。

再生可能なエネルギーを循環して用いるなど先進的なテクノロジーを活用しているビルもあり、入居するだけで先進的な企業であることをアピールできるのも利点です。

 

・外光を取り入れやすいレイアウトに変更する

室内に外光がたくさん採り入れられる構造のオフィスは、照明の使用時間が減るため長い目でみると光熱費の節約につながります。

現状が窓をふさぐようなレイアウトの場合は、窓の前に遮るものを置かないようにして、なるべく窓から遠くまで外の光が入るように変えると良いでしょう。

 

・端材を使った什器などCO2排出の少ない設備を選ぶ

アップサイクルで本来なら廃棄するしかないものをうまく活用するのも、SDGsの考え方にマッチした設備です。

例えば、間伐材や端材などを使った什器、家具は、新しく木を伐採するよりもCO2の排出量が少なく、ものを無駄なく利用しているという意味でSDGsの考え方に沿っています。

さらに、そのまま廃棄されていれば焼却する際にCO2が生じてしまいます。

この排出されるはずだったCO2を削減できるというのも、環境に配慮した取り組みと言えるでしょう。

 

3.環境負荷を低くするオフィスの対策


環境負荷を低くするためだけにレイアウトを変更する、移転するのは難しい、という場合は明日からすぐ実践できる小さな対策に目を向けてみてください。

これらの対策は、SDGsの目的に沿ったアクションというだけでなく、節電や消耗品の消費をおさえる効果もあります。

削減できた経費を積み重ねていけば、やがて必要になる移転やレイアウト変更の際も、余裕をもった予算組みが可能になるのではないでしょうか。

 

・エアコンの設定温度を見直す

エアコンは、設定温度や使い方を見直すだけで電気料金を大きくおさえられる電化製品の一つです。

クールビズやウォームビズを併用して、冷えすぎない、暑すぎない環境を作るように工夫しましょう。

一般的に、エアコンの設定温度は夏が28度、冬が20度という温度がふさわしいとされています。

しかし、オフィスの使用人数や広さ、冷房・暖房効率によっても設定温度は変わってくるので、ある程度柔軟に設定しても良いでしょう。

なお、こまめに切るよりは、一定時間つけっぱなしにした方が、電気料金がおさえられる傾向にあります。

 

・スマートメーター導入で電気使用量を見える化する

スマートメーターは、オフィスがいつどれくらい電気を使っているのか、可視化できる装置です。

配線や外壁に問題がなければ、設置代や機器代は基本無料で追加費用がかからないのが嬉しいところです。

スマートメーターをつけると、電気使用量を時間ごとに細かく知ることができるので節電対策がしやすくなります。

 

・エアコンやプリンタは省エネタイプを選ぶ

オフィスで消費電力が高いのは、エアコンや複合機プリンタ、PCなどです。

エアコンやプリンタは発売年の新しいモデルの方が、より省エネ性能が高く、導入費用がかかってもランニングコストは低くおさえられる可能性があります。

新しい機器に入れ替える時、リース契約をする際には、本体の価格だけでなく、省エネ性能にも着目するようにしましょう。

 

・LEDや自動消灯機能つきタイプを使う

電球の備蓄をする際は白熱球ではなくより節電効果が見込めるLEDを選びましょう。

また、トイレや給湯室といったスイッチの切り忘れが発生しやすい場所は、時間が経つと自然と消える「自動消灯機能」をつけるのも節電対策に効果があります。

導入時は、あらためて全従業員にエコと節電を呼びかけて、意識改革を行うのも重要です。

 

4.まとめ:未来のために今できることに取り組もう


SDGsは、現状をより良くしようという取り組みではありますが、強いて言えば未来のために安全安心な地球の状態を残そうという意識が強いという見方もできます。

企業も、その場限りや自分の利益だけを優先するのではなく、持続的なプロジェクトが推奨されたり、社会的責任を果たす重要性が高まっていたりするのではないでしょうか。

令和に存在する企業として、今のため、そして未来のためにオフィスで何ができるのか考えていくことが必要なのですね。

 

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ぜひお気軽にお問い合わせください。

最後までご覧いただきありがとうございます。

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